あなたがサプリメントの効果を感じないワケ

サプリメントが必要かどうかについて、前回少しだけ触れましたね。

今回は「サプリメントなんて飲んでみても効果ないよ」という方に、なぜ効果を感じないのか、その理由を説明したいと思います。

 

サプリメントを飲んでも効果が感じられないという方はたくさんおられますし、その理由も実はさまざまなんです。

 

まずよくあるのが「試しに1ヶ月間飲んでみたけど何も変わらない」というもの。

ビタミン、ミネラルなどのベースサプリの場合や、胡麻などの成分やオメガ３の油脂を使ったサプリなどの場合に多いです。

 

「ベースサプリ」とは、体を作っていく上でいちばん重要な成分です。これは細胞の新陳代謝によって古い細胞が新しい細胞に置き換わっていくときに細胞を作る材料として使うので、ちゃんと栄養十分な細胞に置き換わったとき、初めて「体の調子が良くなった！」と感じるのです。

その「置き換わり」にかかる時間がおおむね3ヶ月くらいです。この「3ヶ月」というのも体の部位により違いがあるのですが平均すると3ヶ月ということです。

ですから1ヶ月でやめると効果を感じることはありません。

 

次に胡麻などの成分の場合、ベースサプリが足りていないと先にそちらの「足りない部分」に使われてしまうので、効果を感じないことになります。

オメガ３というのは油の分類上の呼び方です。

これについては回を改めて説明したいと思いますが、日々の食生活の中で使っている油を変えないと効果がない場合が多いです。

 

そして腰痛や神経痛などの症状のある方に対して、私のところではカルシウム、コンドロイチン硫酸、グルコサミンなどのサプリメントをベースサプリとして奨めることが多いのですが、これについてもまずは体の歪みを取ることが先決になります。

体の歪みが症状の原因なので、その歪みをそのままにしてサプリだけを摂っていてもなかなかよくなりません。

 

言うまでもなく、体は食事で摂った栄養からできています。

従って栄養が足りていないと体は不調をきたします。

栄養が足りないのですから足りない栄養を補ってやる必要があります。

ところがここで多くの方が薬で治そうとします。

薬がいけないと言っているのではありません。栄養が足りないせいで起きている体調不良を薬で治そうとすることには無理があると言いたいのです。

栄養が足りないのであれば、栄養を足してやるのが正解です。

 

そもそも、運動、栄養、睡眠といった生活習慣がバッチリ良いものであれば、そうそう体調を崩すことはありません。平均的には。

 

さて、その「平均値」に当てはまらない方がたまにおられます。私もその一人でした。

そうした方にとっては何が必要なのか、おいおいお話していきますね。

 

きょうはここまでです。

ではまたね。