昔の日本人が強かった理由
2025/09/25
江戸~明治、大正、そして戦前までの日本人の体はとても強かったことをご存知でしょうか?
いま、毎日の仕事でクタクタになってしまっている人たちにとって、江戸末期の飛脚や駕籠かき、荷運び人夫の労働は想像を絶する重労働に見えるのではないでしょうか?
当時、日本に来た外国人たちが飛脚や駕籠かきの、玄米の握り飯に漬物という粗末な弁当を見て、「これでは栄養が足りない」と、肉を食べさせた記録が残っています。
結果、どうなったかというと「疲れてしまって動けなくなった」というのがオチでした。
これは何を意味するのかというと、玄米飯と漬物(ぬか漬け)の栄養価がいかに高かったかを意味しています。
玄米は白米とは違い、ビタミン、ミネラル、食物繊維の宝庫であり、唯一抜けているのはビタミンCですが、それはぬか漬けから摂れていたわけです。
疲労回復に必須のビタミンB1もめっちゃ豊富で、現代でも夏バテ予防のイチ押しは玄米であり、効果は豚肉以上です。
逆に肉を食べると、タンパク質は摂れるけれども体は酸性に傾き、それを中和するためにカルシウムを消費してしまいます。エネルギー量としても玄米の方が優れています。
タンパク質自体も、必須アミノ酸が全て摂れる玄米に比べ、肉だと摂れるアミノ酸も9種類全てがバランスよく摂れるとは言えません。
江戸時代はいうに及ばず戦前までは強い体を持った日本人が多かった。例えば大きな大きな荷物を背負ったおばあさんたちが千葉から東京まで行商にきていたことなどが良い例です。それは今と違って、見た目は質素だけれども実に栄養価の高い食べ物を食べていたからということなんですね。
戦後は「四毒抜きのすすめ(吉野敏明著 徳間書店刊)」にもある通り、アメリカから輸入された小麦粉、大豆油、乳製品、甘いお菓子類が増えてしまいました。見た目は豪華だったり美味しそうだけれども、実際の栄養価はいまいちなものや、逆に体に毒なものが横行している現状があります。
「食生活を戦前に戻すなんて考えられない!」という言葉はよく聞きますが、実際にやってみると難しくないどころかなかなか楽しいものでもあります。
だって戦前にだって「ご馳走」はあったわけですから。
その辺りについては回を改めて詳しく述べたいと思います。
ではまた。